【「DE&Iをめぐる逆風日本企業へのインサイト」の対談サマリー】
またDE&Iを重要視する大手企業の株主総会で反DE&Iの株主提案がどうなるか注目される中、アップルやディズニーなど、反対多数で存続が決まったケースもあり、株主の意向を踏まえて存続する企業もあります。
さらに、日本の国際的競争力の凋落、特にビジネス効率性と経営プラクティス(ダイバーシティに関する指標を含む)の評価が低く、全体的なランキングの足を引っ張っています。人材の競争力ランキングの低下も課題として挙げられます。女性活躍推進法が施行されて10年近く経つにも関わらず、あまり改善されていない現状も憂慮されます。
2025年3月4日、東京大学において、役員・部局長の方々約40名に参加頂き、「多様性と包摂性への理解深化・定着促進」の研修を行いました。東京大学ではD&Iに関する研修を継続して行っており、カレイディスト代表取締役社長兼CEOの塚原月子が昨年に引き続き講師を担当しました。
冒頭、藤井輝夫総長より、多様性と包摂性は、東京大学のビジョンであるU Tokyo Compassの真ん中にある重要な取り組みであることが述べられました。参加者の皆さまは、職場として、また学びや研究の場として社会にも大きな影響力を持つ東京大学のD&Iの推進やその阻害要因等について、講義に加えてグループ討議や演習などを通じて自らの経験も踏まえながら熱心に向き合ってくださいました。
東京にて2日間、名古屋1日、大阪1日で開催され、各地で企業のDE&I推進を担当される方々が、計80社より、計123名が参加されました。まず、基調講演では、多くの企業が直面しがちな悩み・課題を念頭に、DE&Iコンサルティングの経験に基づく考え方、成功につながりやすい取り組みプロセス、様々な事例などを取り上げました。その後、参加者による企業横断でのグループディスカッションにリクルート社員の皆さまやカレイディストの塚原・二木も参加させて頂き、更に懇親会ではより突っ込んだ情報交換なども行われ、多くの参加者より大変ご満足のお声をいただきました。
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