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    “ホロジック世界ウィメンズヘルス指数” 発表メディアセミナー
  • 2022/03/09(Wed) 最近のイベント
     3月8日の国際女性デーに開催された、 “ホロジック世界ウィメンズヘルス指数” 発表メディアセミナー「女性の元気は、日本を変える」~私の花を咲かせるために、いまできること~ のイベントに弊社塚原が登壇し、「女性が活躍できる社会とは」というタイトルで講演を行い、その後、パネルディスカッションに参加致しました。
     塚原からは、ダイバーシティとインクルージョン(D&I)の推進意義をテーマに、女性が活躍できる社会とはについて話しました。

     ダイバーシティの言葉は目に見えやすい特徴のごく一部に着目しがちだけれども、年齢や生活水準、性自認・性的志向や病歴等のように、外面からは捉えづらい側面も含め一人ひとりは異なっており、インターセクショナリティという言葉もあるように女性と言っても複数の特徴が掛け合わさって、女性一人ひとりにもやはり多様性があるということにも理解が必要だと説明しました。

     そして、インクルージョンにおいては、一人ひとりが、価値あるものとして扱われ、信頼され、自分らしくあること、心理的安全性を感じられる状態であることが欠かせないと伝えました。

     またD&Iの効用は、女性やマイノリティのためだけでなく、組織の構成員全体、また企業の収益貢献にも繋がり、経済・社会全体へのメリットがある一方、D&Iを阻害する要因として、性別に基づく無意識の偏見の影響で女性自身も自分のあり方を狭めていることに気が付くことも肝要であると説明しました。

     最後に、女性も男性も自分のポテンシャルを発揮して社会や家庭に貢献し、参画していくことはグローバル共通で追及されている価値観であり、そのベースには、自分らしくあること、心身の健康が欠かせないことを強調しました。

  • 「北海道ダイバーシティ研究環境推進ネットワークシンポジウム」開催報告
  • 2022/02/21(Mon) 最近のイベント
     2月4日に北海道ダイバーシティ研究環境推進ネットワーク主催の「多様性を武器に これからの不確実な時代を生き抜くには ~ステークホルダーからのメッセージ~」と題したオンラインシンポジウムに、弊社代表の塚原が登壇しました。 大学や企業関係者を含め、約130名にご参加いただきました。 
     シンポジウムでは、4つの分野のステークホルダーがそれぞれの立場におけるD&Iの知見や学術的な見解をご講演いただきました。 D&I領域の専門家として弊社塚原、ミレニアル・Z世代の代表としてダートマス大学タック経営大学院に留学中の坪田駆氏、企業でのD&I実務家として株式会社JERAのダイバーシティ&インクルージョン推進室長の丸山昌子氏、そして男性学の立場から大正大学心理社会学部准教授の田中俊之氏の4名が講演しました。

     最初のスピーカーである弊社塚原からは、「ダイバーシティのビジネスケースとグローバル潮流」のテーマに、DE&Iの基本的な考え方、ダイバーシティの真の価値は多様性がマネジメントされてこそ発揮されることを説明しました。

     DE&Iを推進するベネフィットとして、インクルージョンを感じる組織では構成員の幸せと組織への貢献が高まること、イノベーションを通じた組織業績の向上につながるといった調査結果などが紹介されました。

     最後にグローバル潮流から見た日本の現況として、計画の策定や両立制度の整備などにおいて進捗が見られるものの、より徹底した測定管理や評価基準等への反映、それらを含めた経営層のアカウンタビリティ向上が課題であることを指摘し、締め括りました。

     二番目のスピーカーの坪田氏からは、「米国ビジネススクールの実情に見る、ミレニアル・Z世代のD&I意識のリアルと企業・社会の変化に寄せる期待」と題して、アメリカのMBA学生のD&Iに対する意識の高さ、大学院としての取り組み、学生の企業選択に与える影響について語られました。

     MBAではD&Iが関心の高いテーマの一つであり、D&Iの議論ができる場が整備され、D&Iの意識を高めたリーダーの輩出にも繋がっているという現状が説明されました。

     ご自身がダートマス大学院の生徒会長に立候補されたご経験から、D&Iへの意識が高い候補者が多く、学内の様々な分断を取り除くことや自分がマイノリティという経験をしているからこそ見える改善提案等を訴えた経験を語られました。

     同大学院では、DE&I推進の専門DEAN(学部長)が設置されており、ミッション、アクションプラン、KPIを対外的に公表、フィードバックを得て改善するというサイクルがトップの強いコミットメントで回されていること、また学生が主導するD&Iの取り組みも進んでいる状況が紹介されました。

     そのような環境で学んだMBAの学生達は、自分たちのマイノリティ性にかかわらずリーダーシップを発揮し活躍できるチャンスがある企業への就職を見据え、企業のD&Iの取り組み姿勢を重要視していること、さらに、日本企業が次世代リーダー達にとって魅力のある職場であるためにはDE&Iの視点を持ったマイノリティ経験があるリーダーの登用が欠かせないと強調されました。

     三番目のスピーカーの丸山氏からは、「エネルギー解決の課題に向け~JERAのダイバーシティ&インクルージョン~」と題して、自社のD&Iの推進策の主要な取り組みについて説明がありました。

     JERAは業態特徴としても理工系学部出身者が多く、社員の女性比率が低いことを課題と認識し、積極的に女性の採用活動を行うとともに、意思決定層への女性登用を増やすために数値目標を設定し、計画的に機会を付与する施策を実施していること等について述べられました。

     また、大多数を占める男性の行動変化を促すことを目的としたチェンジリーダープログラムを通じて、参加者がマジョリティの特権への気づきを持ったり、グローバル先進事例を踏まえて意識や行動に変化が見られることなどが紹介されました。

     さらに、女性を対象とした意思決定層にかかわるキャリア形成を見据えたスポンサーシッププログラム、自分らしいリーダーシップのあり方を考える研修、育児中の女性社員のキャリア開発支援、持続可能な社会実現に向き合うグローバルリーダー育成を目的とした大学との連携など、女性人材パイプラインの強化を図っていることが紹介され、多様な人材が活躍できるカルチャーを根付かせ、イノベーションを起こす企業を目指すとの力強い言葉で締め括られました。

     最後のスピーカーの田中氏からは、「男性学の視点から誰にとっても生きやすい社会を考える」と題して、D&I推進が置かれた立場によって受ける影響の違い、性別が自分の生き方に与える影響、積極的寛容と消極的寛容の違いについて語られました。

     冒頭では「男は仕事、女は家庭 から 男も女も仕事も家庭も」のキャッチフレーズに潜む問題が提起されました。D&I推進のフレーズが、異性間で結婚して子育てしている家庭を前提としており、独身の人、シングル家庭、同性カップル、D&Iに理解のある職場環境で働けない人などの視点は考慮されていないゆえに、社会的に生じる苦痛や格差についても見落としてはいけないことを語られました。

     また男性自身の当事者意識の足りなさゆえに、男女の賃金格差から助長される男性の働きすぎ問題や過労死、男性は定年まで働く前提に基づいた「平日昼間問題」のような無意識の偏見の問題が解決しないというご指摘がありました。当事者意識をもつ第一歩として、性別が自分の生き方に与えている影響を考えることの重要性が指摘されました。

     最後に、多様性の包摂の実現に必要なものは、男性が上から目線で多様性を集める、活躍させるといった「やってあげている感」は問題外で、積極的寛容、つまり自分と異なる相手に敬意を持つという視点が大事で、お互いの価値観の理解のために面と向かって直接話す機会を考えていくことが、より大切になっていると締め括りました。
  • 日経ウーマンエンパワーメントコンソーシアム主宰の「G20 EMPOWER:女性のリーダーシップとエンパワーメントを加速するアライアンス」での講演
  • 2021/11/30(Tue) 最近のイベント

    11月16日に 日経ウーマンエンパワーメントコンソーシアムが主宰する「G20EMPOWER:女性のリーダーシップとエンパワーメントを加速するアライアンス」の講演を行いました。リアルとオンラインのハイブリッド開催ということで、10社程度15名が会議室にリアル参加、残り30名程度がオンラインから参加されました。

     当日は、G20EMPOWERの共同代表である、アキレス美和子さん(SAPジャパン株式会社人事戦略特別顧問)が、「G20 EMPOWERとしての今年の活動状況報告」を、そして塚原が各企業における意思決定層の女性拡大に向けたヒントとして、「G20EMPOWER ジェンダーレンズサーベイ調査結果&実践」について講演しました。途中Q&A、ワーク、最後は座談会も行い、各社からの参加者と積極的な質疑応答や交流もできました。

     アキレスさんからは、2021年のG20 EMPOWERの日本が果たした活動成果として、副議長国として活動全般の意思決定やビジョンの策定に強く関与し、G20 EMPOWERベストプラクティス・プレイブック作成をリードされたことをご報告いただきました。また同ベストプラクティス・プレイブックの読み解きポイントもご解説いただきました。

    G20EMPOWERにおいて日本が貢献できたポイントとして、
    1.重要なことを見極め最初に手を挙げる、2.フレンドリーで率直かつ粘り強いコミュニケーション、3.信頼できるパートナーと協働、の3点を挙げられ、ジェンダーギャップからみた日本の立ち位置は芳しくないけれども、肩身が狭くてもためらわず、一歩前に出る!という姿勢で臨むことの大切さを伝えて下さいました。また、女性の活躍を国内の業界間での狭い比較でなく、グローバルに自分の置かれている位置を相対化して、考えることの重要性を強調されました。

     次に塚原からは、G20 EMPOWER ジェンダーレンズサーベイの調査結果及び実践について報告しました。意思決定層の女性比率を高めるために、人材のパイプライン全体を見た時のジェンダー観点で改善余地を考える「ジェンダーレンズ」の試みについて説明しました。
     同サーベイは、日本独自に策定されたジェンダー観点の12項目のチェックリストについて、企業が取り組み段階に応じて4つのスケール(課題認識→データの整備・分析→KPI策定→改善の成果)で自己評価します。
     日本のG20 EMPOWERのアドボケート21社・団体の回答の特徴として、採用、管理職、育休取得などはKPIの設定や成果が出ているケースは多い一方、執行役や取締役の男女比については強い課題感はあるものの、取り組みが進んでいないケースが多いことを指摘しました。
     また部署ごとに見ると、意思決定層に上がるキャリアパスとして、営業や開発のトップにはなかなか女性が上がれない、絶対数で見るとそもそも女性が少ないので相対評価だと選ばれにくいなど、女性が機会を逸している根本的な原因に目を向ける必要性について話しました。
     当日は参加者にも同サーベイをその場でワークをしていただき、自社の取り組みの状況を振り返っていただきました。

    後半の質疑応答では、「日本の女性に根強くある価値観に企業の努力だけでは難しいので、どうしたらいいのか?」、「ペイギャップが起きる構造について」、「管理職に女性比率を挙げたいが女性が就きたがらないというのは本当か?」など、ジェンダー問題に対する鋭い質問を多数いただきました。アキレスさんと塚原から、無意識の偏見から社会や組織が陥りやすい女性参画を阻む構造と共に、女性をエンパワーし、変革をもたらしていくためのヒントをお伝えしていきました。

     最後に、これから日経クロスウーマンの媒体で、各国のDE&Iの取り組みを読み解く連載を現地の担当者からの声も入れながら展開していく予定ですので、どうぞお楽しみにして下さい!

     

    ◆日経クロスウーマンの「日経ウーマンエンパワーメントコンソーシアム」G20 EMPOWERイベントリポート
    記事リンク

        (上)世界167事例を取り入れて自社の女性活躍推進を

        (下)男女平等の視点「ジェンダーレンズ」21社の実態調査

  • 2020年11月27日(金)日経 ウーマンエンパワーメントプロジェクト『ジェンダーギャップ会議』でカレイディストの塚原月子が「EMPOWER – 今こそ、女性の経営参画の実現に向き合おう」という内容の講演を行いました
  • 2020/12/08(Tue) ブログ

    日経ウーマンエンパワーメントプロジェクト『ジェンダーギャップ会議』で講演を行いました。

    今回は日本橋三井ホールでたくさんのカメラの前で、無観客でのライブ配信ということでいつもとは違った緊張感を感じながらの講演でした。

    本年立ち上がった女性の参画を推進する国際ビジネスアライアンスEMPOWERをタイトルに入れ、今後の女性の活躍、企業と社会の成長の方向性についてお話しました。

    ジェンダー主流化とは政治、経済、社会の全ての重要なアジェンダにジェンダーの視点を取り入れていくという考え方で、G20首脳レベルでは2018年の首脳宣言で取り入れられました。企業の重要な意思決定・戦略的課題を考える際にもジェンダーの視点を必ず入れることが重要と言えます。

    SDGs#5として位置づけられているジェンダー平等ですが、ジェンダー平等の実現は全てのSDGsに貢献すると思っています(故吉田晴乃さんのメッセージ)。